
亜熱帯気候に属する沖縄。
その沖縄の森林は本州とは異なる植生で構成されています。固有の植物も自生し、貴重な自然と言えるでしょう。
沖縄の森への地球温暖化の影響は、現在海ほど大きな影響は出ていません。
ただ、温暖化による気候の変動により、植生が変化してしまう可能性は十分にあります。
森林は地球温暖化防止に大きな役割を担います。植物は成長する際、光合成を行い大気中の二酸化炭素を吸収し固定するためです。
しかし、人間はその森林を伐採し、開発を続けています。
それは沖縄でも同じ事。
沖縄の森林も開発のため伐採され減少しています。
沖縄ではこの伐採が、地球温暖化以外の問題も引き起こしています。
それは、ヤンバルクイナの減少です。
ヤンバルクイナは世界中でも沖縄北部にしかいない、沖縄の固有種の鳥類です。
氷河期が終わり大陸から離れて以降、沖縄はヤンバルクイナにとって天敵の少ない環境となりました。
天敵が少ないため、ヤンバルクイナは飛ぶ必要がなくなり、羽が退化しました。
沖縄には長年ヤンバルクイナが生息できる環境がありました。
しかし、人間が開発や道路を通す為に森林を伐採したため、生息地域は分断・減少しました。さらに、人間が持ち込んだマングースや猫がヤンバルクイナを襲い捕食したため、ヤンバルクイナの生息数は急速に減少しています。
ヤンバルクイナは沖縄本島の北部にしか生息していません。その生息域はマングース生息域の北上にあわせて、どんどん北部へ追いやれて、近い将来沖縄本島の北限に達します。
世界に沖縄にしかいない生物も、人間が環境を変化させたことにより絶滅の危機に瀕しているのです。